日本では2005年より頭痛外来が開始され、現在、渋谷区にも頭痛専門の外来患者を受け付けるクリニックがあります。訪れる患者の多くが慢性的な痛みを訴えますが、頭痛には脳血管の障害が原因の場合もあるため、MRIやCTによる検査も随時行われています。また渋谷のクリニックには頭痛専門医もおり、頭痛が起きる時間帯や持続時間、痛みが発生する場所などを丁寧に問診します。その際、頭痛以外の気になる症状がないかどうかも確認します。
渋谷の頭痛外来では必要に応じて、髄液を採取して脳内の状態を調べたり、脳波検査によって脳の活動を検査したりします。患者によっては、市販の鎮痛薬を飲み過ぎて、頭痛薬が効かなくなっている場合もあるため、医師は患者がこれまで飲んでいた薬も把握した上で、治療を勧めます。頭痛外来に多い慢性頭痛は、偏頭痛や緊張型頭痛、そして群発頭痛などに分類されます。まず頭の片側だけが脈打つように痛むのが、偏頭痛です。
そして緊張型頭痛は、首から肩にかけての緊張が原因で生じる頭痛で、群発頭痛は、季節の変わり目などに集中して起きるのが特徴です。渋谷のクリニックでは、頭痛の症状に応じて鎮痛薬などの内服薬を処方しています。また神経ブロック療法により、緊張した神経の働きを緩和する治療も行われ、その他、肩や首を温める温熱療法が施されるケースもあります。さらに日常生活で改善した方が良いことなど、様々なアドバイスを受けられます。