積極的にがん検診を受けよう

健康で生活するためにも、日頃から自分の体に気を使う事はとても大切です。多くの人は学校や職場で身体の異常を見つける為に、定期検診を受けていると思います。一方がん検診は全身的な検診とは異なり、特定のがんに絞って調べます。そのためがん検診を受けるのは自覚症状のある人で、自分には関係ないと考える人もいると思います。

また受けた方がいいと分かっていても、時間がない、どうやったら受けられるのか分からないなど、中々一歩目が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。日本人の死因で最も多いのは、男女共に悪性新生物、つまりがんです。性別や年齢はもちろん、食生活、お酒、タバコ、遺伝など様々な要因が絡み合って起こります。がんの罹患率が多い部位として、男性では胃・肺・大腸・前立腺、女性では乳房・大腸・胃・肺・子宮が挙げられます。

がんのできる部位によっては全く症状が現れずに進行し、他臓器に転移して初めて発見される事も多いです。進行がんとなると原発臓器を全て摘出しなければなりません。以前と同様の機能は失われてしまい、日常生活の質が大きく損なわれてしまいます。医療費もかさみ、経済的な負担も大きくなります。

しかし早期発見できれば、内視鏡などを用いて低侵襲な手術を行い、がんのできた部位だけを取り除く事ができます。手術痕が小さく、正常な機能が保たれるため、その後の日常生活にも戻りやすいです。この様にがんは発見される時期によって、大きく予後に影響します。健康で長生きするために、元気なうちからがん検診を受けましょう。

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